初心者飛び込み指導法

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 飛び込みは、水深1m20cm以上の水深が安全とされ
ています。
 でも実際に使用されているプールはスタート側の水深が
1m~1.1mくらいのところが多いはずです。

 自分の使用しているプールの水深が1.2m以上あるプ
ールならば 「日本水泳連盟のホームページに載ってい
るような飛び込み指導で良いと思いますが、多くのスイミ
ングクラブのプールはプールサイドの水深が1m~1.1
mくらいだと思います。
 
 水泳教室以外は、飛び込み禁止のところが多いと思いま
すが、間違って深く入ってしまった場合にプールの底にぶつ
かる危険があるからです。
 健康のために泳ぐ水泳は無理に飛び込み練習はやらない方
が良いと思います。
 今後は大会出場等も考慮してゆく、子供の飛び込み指導と
致します。
 
 最初の飛び込み指導は「きれいに入水する飛び込み」で
はなくて、絶対に深く入水してプールの底に激突しないよ
うな「深く入水しない飛び込み」指導になります。

目次
1.事前練習 
2.足の指をプールサイドに深めにかける
3.クラウチングスタートの方が安定する
4.腕を伸ばし、顔は腕の上につける
5.指先は5mラインに向ける
6.補助法は、手のひらを上に向け、横から差し出す
7.手の平を水平移動して水面に誘導する
8.水面にグライドして伸びます
9.そのまま少し泳ぎましょう
まとめ
 

1.事前練習

 飛び込み練習をする前の泳力レベルの確認になります。
 もちろん、まったく泳げない人に飛び込みを教えること
はないと思いますが、け伸びが出来て、25m以上泳げる
レベルといたしましょう。

2.足の指をプールサイドに
   深めにかける

 構えるときは、必ず足の指をプールサイドに深めにかけさ
せます。
 もし、足が滑って転ぶような状態で入水すると頭から真
下に行くことになるかもしれませんので、必ず足の指をプ
ールサイドにかけさせます。

3.クラウチングスタート
   の方が安定する

 両足をプールサイドにかけるか、片足をプールサイドに
かけるクラウチングスタートでやるかですが。
 片足の指をかけて、片足後ろの方が入水する角度を安定
させやすいので最初からクラウチングスタートで教えます。
 両脚をそろえてのスタート練習は、その都度角度が変わ
るので初心者向きではありません。
 昔は、両足をそろえてのスタートでしたが、なぜクラウチ
ングスタートに変わってきたかご存じでしょうか。
 以前は、3度目のフライングから失格でしたが、最初のフ
ァルススタートから失格とルールが変更になった時に失格と
ならないようにするためにクラウチングスタートに皆が変わ
ってきたのです。
 ですから、もともとクラウチングスタートの方が安定して
いるのです。

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4.腕を伸ばし、顔は腕の上につける

 顔は伸ばした両腕につけて自分の指先を見ます。
 こうすると、飛び込む方向が自分でわかると言うことです。
 両腕を頭の後ろで伸ばす、ストリームラインは自分の行く
方向が自分でわかりません。
 顔はしっかり腕につけて上目遣いで指先を見ましょう。
 顔を起こしてしまうと顔面で水を受けることになるので、
しっかり腕につけさせましょう。

5.指先を5mラインに向ける

 飛び込む方向は、5m先のライン、又は旗の下あたり
と確認します。
 自分で行く先をしっかり確認させましょう。
 顔は前を向いたまま腕につけて指先を見ていますので、指
先が5mラインに向いていれば、方向はOKです。

6.補助法は、手のひらを
   上に向け、横から差し出す

 補助なしで最初からは出来ません。
 最初から補助なしでやるのは危険です、最初は必ず補助
しましょう。
 補助法は
 指導者の位置は、泳者が構えている横のプール内で立ち
ます。
 手のひらを上に向けて、横から進行方向側の手を出します
 泳者は両手をその上に載せます
 両者とも握ったりはしません
 泳者は両腕を出し、顔を腕につけ、指先を見た姿勢で
 膝を出来るだけ曲げます

 

7.手のひらを水平移動して
    誘導します

 指導者の合図で、手のひらに導かれて水面に滑り込みま
す。

 野球のスライディングのようなイメージです。
 そのまま、スーと水面を滑っていける人もいれば、しっか
り飛べる人もいます。
 手のひらに体重をかけてくる場合は、深く潜らないように
受けて、水面を誘導します。
 何回かやって、水面に滑りこめるようになったら、手は
出しますが乗せないでイメージだけで誘導します。
 

8.水面にグライドして伸びます

 水面に一人で滑り込めるようになったら少しそのまま伸
びましょう。
 補助の手がいらなくなったら、手を少し振って飛び込み
をイメージしてゆきます。
 顔や体は起こさないようにして、顔の位置まで手は振り
上げます。
 手が途中で止まると下向きになりますので、指先まで水
平になるように、5mラインを指させるまで振らせましょ
う。

9.そのまま少し泳ぎましょう

 水面を少しグライドしてから泳ぎだします。
 飛び込みから泳ぎだすイメージを少しずつ入れてゆきま
しょう。
 まだスムースに泳ぎだしていけるわけではないと思いま
すが、この後上級者になると泳ぎだす前にドルフィンキッ
クが入ったりします。

まとめ
 水面に入水できるようになったら、飛び込みの基本が出
来るようになったと言うことです。
 きれいに入水する飛び込み練習は、深く入水しなくなっ
てから少しずつ練習していきましょう。
 特に最初の飛び込み指導は、指導する方も緊張します。
 この辺まで出来るようになったら、日本水泳連盟の
 スタートの段階指導 に進むのが良いかと思います。

 注意、認知能力の違いでどうしても飛び込みは出来ない
子もいます。
 無理にやらせようとしないでください。
 無理にやらせようとすることは危険でもあります。
 恐怖が増せば、水泳をやめてしまいます。

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