超!量ハードトレーニング・S 100m×100本
エー! 「100mを100本!」 と驚く練習ですが、40年前からやっていました。
当時は、水泳の神様のように思っていた、Dr.カンシルマンの練習の地獄週間の最後は100m×100本だったと思います。
神様がやるんだから、当然、私もやりました。
今も昔もやり方は変わっていません。
無理なスピードや無理な負荷がかからないように注意してやります。
100mのインターバルが1分30秒サイクルで回れるレベルでやってください。
それ以下のレベルが一緒にやる時は、サイクルを遅くして本数を減らすか、50m×100本でやります。
1.S 100m×100本 練習メニュー
早速内容を見てみましょう。
解説は後程。
W-UP S 100m× 10t ー1:40~50
set restー5 この後1時間連続して泳ぐので準備のための時間です。
Main Swim①100m× 40t ー1:30 (所要時間 1時間)
set restー5~10 この後も1時間連続して泳ぐのでトイレタイムとエネルギー補給タイムです。
Main Swim②100m× 40t ー1:30 (所要時間 1時間)
C-DN S 100m× 10t ー1:40~50
2.所要時間
全体の練習が終了するのは、3時間弱です。
ウオーミングアップは100mを10本1分40~50秒として、16~18分です。
メインのスタートまで準備タイム(set.rest)を入れて、スタートから25分くらいですが、スタート時間は切りの良い時間にスタートするようにします。
メインの①は、100m×10本―1分30秒は、15分です。
しだがって、40本は1時間、ここまで前半で終わったら少し休憩を入れてエネルギー補給等をします。
メインの②も、前半のやり方と全く同じです。
1時間かかります。
少し休憩して、トイレタイム、エネルギー補給などです。
C-DN 最後クーリングダウンですが、ウオーミングアップと同じように行います。
100m×100本-1分40~50秒で行います。時間も同じように16~18分かかります。
所要時間は正確に下記のようにやると、2時間45分です。
W-UP 100m× 10t ー1:40 16分40秒
set.rest3'20" 3分20秒
Main① 100m×100t ー1:30 1時間
set.rest5' 5分
Main② 100m×100t ー1:30 1時間
set.restです5' 5分
C-DN100m× 10t ー1:50 18分20秒
合計2時間45分
3.実際のやり方と注意点
時間がかかりますので、練習時間は予備時間も含めて3時間は確保しておきたいです。
練習時間も長くなりますので、普段の練習では途中でエネルギー補給はしないでしょうが、エネルギー飲料などは準備しましょう。
メインの時間は1時間なので、わかりやすいようにメインの時間がスタートするときにペースクロックをわかりやすい位置からスタートするようにします。
途中で具合が悪くなったり、サイクルに間に合わない時は休みます。
1~2本休めば、次から復活して続けられることがありま
最後まで終わった時に、不足分を泳ぐ時間が取れたら泳いで100本にしましょう。
98本で終わったのと、100本は「一生残念でおぼえている!」ものです。
もう単なるイベントではありません。
私は作りませんでしたが、100本記念カードなどもいいかもしれません。
まとめ
超!量ハードトレーニングです。
たかが、100mを100本!
されど、100mを100本です!
達成したからといって、早くなることが保証されているわけではありません。
でもやり終わった時の達成感をすごいものがあります。
なぜなら、昔の選手に今でも「100を100本やったねー!」と言われます。
この練習が終わってから、選手の気持ちが変わることは。
100m×20本の練習はそれ程ハードな練習ではなくなることです。
このこと自体がすごいことなんです!