泳ぐ認知トレーニング法 

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  (コグニション呼吸法)

 コグニション呼吸法と勝手に名前を付けました。
 特に難しい事ではありませんが、いきなりやってもすっぐ
にはできません。 
 健康運動指導士もやっているので、介護予防教室のトレー
ニングと水泳教室から生まれたものです。 
内容は
 1.ハイポキシックトレーニング
 2.泳ぎのバランスが良くなる3呼吸
 3.コグニション呼吸のやり方
 4.マスターズ・選手コースにもやって見ました
 間違いなく、集中力は高まります。

1、ハイポキシックトレーニング

( hypoxic training)
まず、事前準備でこの呼吸法、1/1・1/2・1/3呼吸が出来る
ようになっている必要があります。

 最近の練習メニューでは、Hypと言う表記

はあまり見なくな
りましたが、呼吸制限トレーニングの事です。
 低酸素トレーニングをしたいのですが、本当の低酸素トレーニン
グは高地トレーニングになります。
 でも、高地トレーニングを行うには時間と費用が掛かりますの
で、その代わりに考えられたのが呼吸制限トレーニングです。
 Hyp.2.3.4.5 又は Hyp1/2・1/3・1/4・1/5 などと表
記します。
 1/2 は分子が呼吸数、分母がストローク数です。(ストロー
クは片手を1回で数えます)
 通常は、右か左のどちらか一方で2回に1回の呼吸で泳ぐ(1/2)
のが普通ですが、左右交互に呼吸する3ストロークに1回呼吸
(1/3)が(省略して3呼吸と言っています)あります。
 ローリングをうまく使えるようにするため、1回ごとに呼吸する 
1/1呼吸もたまに使います。
 
 

2、泳ぎのバランスが良くなる3呼吸

 初心者から中級者にお勧めは、3呼吸クロールです。
 通常は、呼吸する側のローリングが、しない側より10度くらい大
きいと言われています。
 実際に泳ぎを見ると、体が呼吸する側を向いて泳いでいる場合が
多くあります。
 マスターズで良く使うのは左右のバランスを良くするためです。 
 3ストロークに1回の呼吸で泳ぐと、両側に同じようにローリング
して、それだけで良い泳ぎになります。
 もちろん最初からすぐに上手に呼吸できるわけではありませんの
で、片手呼吸クロール等の呼吸練習が必要な場合もあります。
 でも、そうやって新たに必要な練習を作ってゆくこと自体が練習
です。

3、コグニション呼吸のやり方

(cognition 認知)

 認知トレーニングで、歩きながら(又は、その場で足踏み
しながら)3と5の倍数で手をたたくというトレーニングがあり
ます。
 陸上でやる時は、まず歩きながら3の倍数で手をたたきます。
 次に、歩きながら5の倍数で手をたたきます。 
 次に、歩きながら3と5の倍数で手をたたきます。
 倍数は、3・5・6・9・10・12・15・18・20・
21・24・25・27・30となります。
 いずれも、30まで行います。(30以上は1からと同じになる
のであまり効果的でないからです)
 これを、クロールの呼吸法で行います。
事前準備呼吸法の、1/1・1/2・1/3呼吸法が出来ればできます。
例)最初は3ですので、1・2・で呼吸。(1/3)
  次は、4・で同じ側で呼吸。(1/2)
  次は、ですぐに呼吸。(1/1)
  次は、7・8・で呼吸。(1/3)
  以下続きます。
なれると難なくできます。 

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4、マスターズ・選手コースにも
 やって見ました

 マスターズの皆さんは、パドル・プルブイを使って普段から、Pull
の練習を入れて3呼吸もやっていたのでPullにはすぐに取り入れるこ
とが出来ました。
 でも、プルの時は足を使っていないので泳ぎながらのコグニション
呼吸とは少し違うかもしれません。
 実は、コグニション呼吸とは関係なく、マスターズのクロールは
呼吸の時に足が止まっている人がほとんどなんです。
(特にゆっくり泳いでいるときはキックはあまり使われません。)
 選手コースのPull の時やって見ましたが、普段からHyp(呼吸制限)
になれている選手は簡単にできます。

間違いなく集中力は高まります

 この練習はストロークを数えていないとできないので、練習
に集中してもらう時にはとても有効です。
 マスターズにも選手にも有効です。
 トレーニング効果は、集中力倍増 !!
 でしょうか。

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