高原状態を解決する方法

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 高原状態の高原とは、白樺高原とか蓼科高原の高原です。
山は通常、どんどん登ってゆきますが、高原はある程度の
高台まで行くと平らな状況が続きます。
 スポーツ選手が記録が伸びなくなった状態を指します。
 壁と表現されることもありますが、壁と言う表現は個人
が自分のために決めたものです。
 高原状態は個人の状態です。
 
 内容
 1.現在の状態を認識する
 2.今までと同じ練習日と練習時間だがなぜ?
 3.練習量・内容は向上しているか
 4.自分の体力レベルを分析する
 5.睡眠・休養は取れているか、体調は良好か

1、現在の状態を認識する 

 現在の選手の状態を客観的にチェックしてみましょう。
 原因を他に求めると、逆に逃避になってしまう場合も
ありますが、チェックしてみるのは悪い事ではないと思
います。

  • 練習量は足りているか
  • 練習時間は取れているか
  • 練習内容は適正か
  • 睡眠休養は取れているか
  • 体調がおかしなところはないか

水泳部の部活動やスイミングクラブの選手コースは、1人
1コースでやっているところはないと思いますので、1コース
へ何人か入れば、十分に練習になる人、あまりならない人等
が必ず出てきます。
 叉、練習時間も、使える時間に制限があったり、コースに
制限があったりします。

2、今までと同じような練習日
 と練習時間だがなぜ?

 ジュニアレベルの話になりますが、体が成長していると
きは、身長も体重も筋肉も成長して、増えますし伸びます。
 鍛えなくても、筋肉も付きます。 
 成長期は身長が伸び、体重が増え、筋肉がつき、持久力
が付きます。
 要するに、鍛えなくても、成績は良くなります。
 当然、練習していればもっと伸びます。
 ところが、成長が止まりだすと同じように練習してもタ
イムは伸びません。
 自然の成長が止まりだしたら、トレーニングしなければ
筋肉はつかないんです、タイムも伸びないんです。
 身体的に自然な成長がある時期はそれを止めないような
(助けるような)トレーニングレベルが良いと考えますが
、本格的なトレーニングは自然な成長が止まるころからだ
ということを忘れてはいけません。
 ようやく本格的にトレーニングしても良い身体になった
ととらえるべきです。

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3、練習量、内容は
    向上しているか

 練習量や練習内容が向上していなければ、タイムは伸
びないのが当たり前、伸びている方がおかしい。
 練習量や内容が同じ時に、自然な体の成長が無くなれ
ば、身長も体重も筋肉量も持久力も同じなのにタイムは
伸びるわけがありません。
 練習量とか練習内容が変わっていないにチェックが入
った人は量や内容を増やしていきましょう。
 当たり前のことですが、出来ることからやって見まし
ょう。
  1.練習量を増やす。(距離を増やす)
  2.プール利用が制限されていう場合は、運動量を
   増やしましょう。
    (プール以外でできるトレーニングです。)
  3.練習内容をハードにしましょう。
    ・インターバル練習のサイクルを少し上げます。
    例)100m×10t ー1:20(50m40秒)
     少しレベルを上げると
    150m× 5t ー1:55(50m38.3秒)
         の練習になります        
    ・目標タイム(制限タイム)を上げましょう。
  4.複合練習を入れていきましょう。
    (筋トレとスイムを交互にとか、人数が多くて
    練習が回らい時とかに使うと効果的です。)
  5.他の人たちと一緒に練習していながら、自分だ
   けハードにできる強化法は、単なるキックを、
   H→Eに変えたり、プルにHypを加えたりハードに
   したりできます。

  ※自分で考えられるようになれば、高原状態はクリ
  アできます。 
  それ自体が正しい答えだからです。

4.自分の体力レベル
   を分析する

 自分の体力レベルを分析するのは難しいものもありま
すが、やろうと思えば簡単に出来るものもあります。
 血液検査をしなければいけないものや正確な最大酸素摂
取量などは無理だと思います。
 通常の体力テストくらいは毎年やって見てください。
 記録してあれば傾向がわかってきます。
 身長・体重も体力レベルを知る上では大切な情報です。

 身長   身長計
 体重   体重計
 柔軟性  体前屈
 筋力   握力計
 筋持久力 上体起こし
 瞬発力  立ち幅跳び
 敏捷性  反復横跳び

 例えば身長は、柱があれば自分一人で測定できます。
 体重計のないところは無いでしょう。
 測定できないのは握力くらいです。
 今は、体重計で体組成や筋量も計れる時代です。
 
体力レベルが落ちていて成績が良くなることは、100%
ありません。
自分の体力レベルを知り、分析してみましょう。

5、睡眠・休養は取れて
  いるか、体調は良好か

 昔からことわざにあります。
 「寝る子は育つ」
 人の体は食べたもので出来ています。
 食事も大変重要です。
 体調不十分でベストを出した人はあまり見ていません。
 必要以上に気を遣うことはないと思いますが、練習、
睡眠、食事をバランスよく気をつけてください。

まとめ
 山を登りきるには、身体能力を高めるか、技術力を上げ
るしかありません。
 高原状態から高い山に登るには身体能力を上げるのが基
本ですが、職人技と言われるように、技術力を高めて達成
する人もいます。
 もう自分は、身体的に限界だと思ったら、技術力を高め
る努力をしましょう。
 あきらめることはいつでもできます!

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